株式会社こびき屋

木の語り部通信

« 木の語り部通信トップに戻る

八意思兼神

八意思兼神昔、大工の弟子は修行中に失敗しますと、親方に曲尺(指金)でピシャリと叩かれました。

四国、香川の名工、香川量平棟梁は、『二度と失敗するな、曲尺の神様は大変頭が良く、数字に強い神様だが、非常に短気で怖い神様だから、お前が失敗すると怒って、私の手を使いお前を叩かれる』といって、大工の三種の神器の一つ、曲尺の神様について親方から教わったそうです。2年程前、八雲村の熊野荘で御一緒した折、私に話して下さいました。

曲尺の神様は、『八(や)意思兼(ごころおもいかねの)神(かみ)』 と言い、聖徳太子が百済の国より導入しました。そこで大工や木挽きなど木を扱う職人は、太子さんといって、聖徳太子を神としてお祭りしています。